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2025/05/12 13 : 37
CATEGORY : [SS]
可愛かったんだ。




こんばんは。水無月一彩です。
髪切って染めたついでにゲーセンで取ってきました。
可愛いよね!ほんと一目ぼれだったんですけど!
取れるかなーって思ってたら取れちゃいましたv
部屋にはパチリスがあふれていますwww

それにしてもこの花は……ハイビスカスだよね?

と、いうわけで追記に文章を置いてみる。


「……?」

見つける小さな後ろ姿。
水色のリボンを巻いた青い髪のポニーテールの少女は、今日は一人だった。
いつものあのクフフ野郎は近くにいない。

その小さな後ろ姿が、今日はやたら小さく見えた。
心なしか、落ち込んでるようにすら見える。

あれは…きっと相手を怒らせたのか。
珍しいな。何やらかしたんだか。

俺はそっと近づく。
気配は消してはないが、向こうは気づく気配がない。

「そこのちっちゃいの」

そう言って、ぽん、と落ち込んでいる肩に手を置いた。
彼女は驚いて一瞬肩をびくつかせる。

「ちっちゃいのって言うな!……何それ?」

一応の反論をしつつ、彼女は俺の左手に持っているものに関心を向けた。

「これ?ハイビスカスっていう南国の花。綺麗でしょ?」

「……ほぁー…何か鮮やかだねー」

やはりこっちでは珍しいらしく、彼女は目をきらきらと光らせる。
だがしかし、依然声に元気はない。

好奇心が強いんですよ、パチ子さんは――そんなことをあいつは言ってたな。
あいつみたいな幼女趣味はないが、こうして見ていると表情がころころ変わって面白い。
まったく…ダイヤの原石が側にありながら何もしないって…どう考えても宝の持ち腐れ。
まぁ、俺には人生の伴侶(予定)がいるから関係ないけど?

そんなことを思いつつ、彼女の頭のリボンを取る。
リボンは単なる飾りだったようで、ほどいてもちゃんとゴムで結ってあった。

そして、その髪にハイビスカスの花を差してやる。

「?」

イマイチ状況を理解しないようで、彼女は頭を探るようにして触っている。
その光景がまだまだガキだな、と思いつつ。

俺はリボンをその小さな手に返してやって。

「うん。よく似合ってる」

「?よくわかんないけど…似合ってるの?」

「だけど……」

「……?」

「それを見せるべき相手は俺じゃないんだよね、残念なことに」

俺はそう言って頭をなでてやって。

「行ってこいよ、あいつのところに」

くるっ、と方向転換させてやって、ぽん、と背中を押した。

「な、何で!?い、嫌だよボク!」

「行ってこいって言ってんの、わかんないの?お子様通り越してバカなんじゃない?」

「バカじゃない!行けばいいんでしょ行けば!」

「あぁ、俺からのアドバイス。変な意地を張らないこと、いいな?」

「うっ……!」

パタパタと駆け出していくその小さな後ろ姿を見送って。


「ぷっ……はははっ……!!!!…計画通りっと」

俺は反対方向に歩きだした。


あの位置に差したことの意味、あいつらが知ったらどうなるかな……?



おしまい。

え?ミロパチ?違いますよ。
ちなみにハイビスカスは差す位置によって意味が異なります。
右に差すと彼氏無し・未婚
左に差すと彼氏持ち・既婚
両方に差すと婚約中
真ん中に差すと彼氏募集中
まとめた髪につけると、私をどうにでも好きにしてください

という意味になるらしいです。
どうにでもっていうのは……娼婦的な意味で。
ミロ様はいいことしたとしても、変態なことしかしません。

きっとこのあと、パチ子にスパーク、ラスさんに絶対零度食らうでしょう。

それにしてもミロ様、パチ子口説こうとしてるようにしか見えん。
ミロ様浮気じゃないです。断じて違います。
パチ子はストライクゾーン外なのです。相手にしてません。
それにミロ様はとても変態だけど一途にあの子を愛してますから。
片想いだけどね!
ライバル人間っつー時点で勝つの厳しいけどね!


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2008/06/21 20 : 51
こめんと [ 0 ]
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